言の葉の書き上げ

書き上げました

発表会終了

今日は会社で隣の部署と合同の発表会があった。この1,2週間の業務中はずっと発表の準備に追われていて残業も続いていた。色々余計なことを考えながら、キーボードがカタカタ音を立てるのに嫌気が差しながら準備を進めてきた。いざ発表が始まると、スライドを進めるごとに何を話すのだったかわからなくなって少し焦ったけれど、発表後上司や同僚は悪くはなかったと言っていたので、そこそこにやり遂げたのだと思う。終わってみると、あの長く苦しい準備の時間はなんだったのかと思う。今はたったこれだけの文章の体裁を整えるだけでも、とにかくもううんざりする。疲れている。誰か褒めてくれ。いや、褒めてはもらったのだけど、そうじゃなくて、もっと、こう、あがないを……
とにかく大変だった。誰かに何かを伝えるのは、それはもう大変なことだと思う。普段何の苦もなく受け取っている情報も、発信者の不断の気遣いによって見やすく整えられているものであるのは間違いない。だからいちいち発信者に感謝しよう、と言うには、この世には情報が多すぎると思う。そもそも感謝したところで苦労がなくなるわけでもない。自分が発表準備に費やした苦労に意味がなかったとは思わない。給料は出ていたし発表はつつがなく終えられた。それでも、パワーポイントをひたすら編集し続けるだけの、端から見ればたったそれだけの苦労が、作業を実際している間は何かに見合うものだと思うことはなかったし、今発表を終えてみても特別に嬉しい感じはない。苦しい時間はひとまず過ぎ去ったのだと、ただそう思う。苦労と成果の重さを天秤にかけて比較する感覚はずっと前からなくなっている。ただ大きな、堪えるべきことが目の前にあるに過ぎない。どれ位の負荷で堪えられなくなるのかはわからない。自分は人よりは弱いはずだと感じる。とにかく今回はなんとか耐えることができた。今は苦労は去った。とにかく疲れた。